ジュナスらがガモフに来てから数日。
ジュナスは、今や完全にMSたちに溶け込んでいた。
だがしかし、その平和な日常がいきなり引き裂かれることを
彼らはまだ知らない――――――――。




第2話/1 〜悪の組織復活!?てぃたーんず登場〜






―――――――何処かの森の上空。
「―――付近に怪しい物体は無し。通信も撹乱酷く、通じないでござるよー・・・」
ブリッツが、もうすっかりおなじみになったセリフを提示連絡で報告する。
「あ〜、もうッ!何か変化は無ぇのかよ、イライラする!!」
「・・・何も事件が無いんだからそれでいいじゃないか」
「あんま何も無いと、ヤル気が起きなくなるんだけどなー・・・」
「それ、わかります・・・」
報告を聞いて、ゼータ達が好き勝手言っているところへ―――。
「・・・あっ!!湖の淵で、誰か手を振ってるでござるよ!!」
その言葉が終わるか終わらないうちに、一斉に窓へと駆け寄る一同。
見ると、確かに人が一人、湖のほとりで手を振っている。
黒い鎧を着けており、背中には大鎌を背負っている。いかにも冒険者という格好だ。
「・・・うわぁ、私達の世界じゃ想像もつかない格好ね」
「見る限り、同じ人間っぽいですけど」
「どこの世界にも、人間はいるらしいわね・・・」
などとリリンとジュナスが話している間に、ガモフは上手く木と湖の間の僅かな平地に着陸していた。

・・・で、数分後。

「・・・ふぅ〜、助かったwwwwwwありがとwwwww」
「いえ別に。迷っていたんでしょう?だったら助けないわけにはいきませんよ」
「しかし驚いたなぁ・・・、まさか漫画のキャラに助けられるなんてwwww」
「そっちこそ、2ちゃんねる出身の『FF]T』のキャラクターでしょ?」
「うはwwwwwwバレてたかwwwww」
「その大量の『w』が付いた独特の話し方で分かりますよ」
ちなみに何故インフィニットジャスティスがセリフに「w」が付いてるのが解ったかを説明すると、ログを表示する装置が何故か出現しており、そこに各人の喋った言葉が表示されている。
「ま、一目で分かるわなwwwwwwww
              俺は勇庵wwwwwwよろしくwwwwww」
「よろしく^^」
・・・と、差し出された手をインフィニットジャスティスが硬く握り返した瞬間。
「なっ・・・、沢山のハイザックが此方に向かって来ているでござる!!」
「へん、ハイザックなんて恐るるに足ら・・・・って敵ィ!!」比較的まともな反応のマークU。
「っしゃーっ!!退屈を吹き飛ばしてくれるイベントが来たぜぇ!!」プラスの方は既にイライラが頂点に来ていたので、ゼータが切れたときに近い。やっぱり兄弟。
「ちょっ、ゼータプラスさん!喜んでる場合じゃないですって!!」こちらもまともなメタス。
「・・・ハイザック・・・てぃたーんず・・・もしや・・・」で、ラスボスを想像する「だけ」のゼータ。
「とりあえず・・・、外出ようぜ?」
ダブルゼータに従ってゼータ達が外に出た頃には、もう戦闘が始まっていた。
といっても実際はハイザックがストライクフリーダムたちを取り囲んで、メガランチャーを撃つだけの一方的な展開である。
当然狙われた方は逃げ回るしかない。
けどまぁ弱点もあるわけで・・・。
「はぁ・・・、はぁ・・・、だいぶ避けたな・・・」
「その数だけ自滅してくれるんだから、攻撃する手間も省けるんだけどね〜・・・」
そう、バスターの言う通りである。
取り囲んでいる中でビームを放つのだから、相手が避ければその射線上のハイザックが殺られるのは当然である。
だが・・・。
「・・・全ッッ然減ったようには見えんが」
「デュエル〜、それは言わない約束っしょ・・・」
「そんな約束はしてない!!」
数が多い。
その一言に尽きる。
とにかく後から後から来るのだ。いくら自滅させても、数は少しも減ったようには見えない。
しかし根気よく戦っていれば、勝機は見えるもので・・・。
「? さっきから、ビームの数が少なくなってないか?」
「・・・確かに、リ・ガズィの言う通り、撃ってくる頻度が少なくなってきてるな・・・」
「・・・なぁwwwwwwそう言えばコミックスの7巻で見たんだがwwwwww」
「何を?」それをこれから言うんじゃないか。
「メガランチャーってさwww2人1組で撃つものでwww1回撃つごとにエネルギー供給する方は痩せるんじゃなかったか?wwwwww」
「・・・あ、そう言えばそうだな・・・」
「あ、今気付いたんだけど」
「何?ジュナス」
「自滅する方のハイザックってさ・・・、大抵痩せてるのが多くなかった?」
「!!」
てぃたーんずの作戦を説明すると・・・。
まず、最初にメガランチャーを撃つ時、その射線上にはダミーを置いておく。
それを2回繰り返すと、メガランチャーを使っていたハイザックは両方ともガリガリになるので、反対側に回ってダミーと入れ替わる。
その後後方にいたハイザックが新たに出て来る。コレを繰り返すわけである。
「あ〜、成る程。で、ダミーは数に限りがあるから、使い回すワケだ」
ちなみにこの頃には、もうメガランチャーを打てるハイザックは一体も居なかった。
「さてと、エネルギーも切れたみたいだし・・・」
「反撃開始だッ!!」

数分後。(しつこい

「はぁ・・・、何とかハイザックは全滅させたな」
「てぃたーんずめ、多すぎだっつうの!!」
「悪の組織の下っ端戦闘員が多いのは、当然じゃありませんか?」
「ッ!!」
「まさか・・・」
「ジ・O!!」
「フフフ、散々動いて疲れきってるでしょう?今楽にして差し上げますよ?」
「・・・今更何なんだよ」
「まさか、最近出番がない間に発狂した?」
「アンタらは第一声がそれですか!!しかもこの私を無視しつつ!!」
マークUとプラスの無視をかわせず、折角の久々な登場を自分で台無しにしてしまうジ・O。
そのとき。
「・・・五月蝿いなぁ、早く消そう・・・。」
ジャキッ、という音と共に、ゼータがそう呟いたのがその場の全員の耳に聞こえた。
大声ではなかったのだが、何かの力によりそれは広範囲に伝わった。
一同「((((((((((((((((((;゜д゜))))))))))))))))))))ガクガクブルブル」
「と・・・ところで思ったんだけどよぉ?」プラスが雰囲気を変えようと、さり気無く話題を変える。
「残りのてぃたーんずはどうしたんだ?ガブスレイとかサイコとかハンブラビとか」
「・・・後ろをゆっくり振り返って御覧なさい」
「?」言われた通りゆっくりと後ろを振り返る一同。
すると―――――。
「ガブスレイとハンブラビとパラスアテネとサイコと・・・Σって、てぃたーんず勢揃いじゃねェか!!」
「サイコ!どうして!!」
「・・・何をした?」
「別に何も・・・ただ少し、彼女に似合いそうな装飾品をつけてあげただけですが?」
「くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」」
「こらこらマーク2!wwwwwwwwwふじこは俺達2chキャラの特権だって!!wwwwwwwwwwwww」
「勇庵さん、そんなこと言ってる場合じゃ・・・」
「ま・・・マークUさん!!お願い!!この首輪を外して!!」
「失礼な・・・、首輪ではなくチョーカーと言いなさい。私には首輪をつけさせ『ご主人様』とか呼ばせるような趣味はありませんよ?」
「うはwwwwww誰もそんなこた言ってねぇwwwwwwwww」
「・・・いや、つーか考えんなよ、そーゆー事」
「ハイハイやめやめ!そこの基地外の言うことは無視して、外してって言ってるんだから外せばいいでしょ?」
ジ・Oとプラスと勇庵のやり取りを無視してリリンがサイコにつかつかと歩み寄り、伸び上がって首に手をかけた―――その瞬間。
「・・・あ、そうそう。ソレは外そうと思わないほうが身のためですよ?」
「はぁ?私が敵の忠告なんか聞くわけ―――」リリンが言い終わらないうちに、横殴りの衝撃が彼女を襲い、吹っ飛ばす。
「きゃぁぁぁぁッ!?」「リリンさん!!」ジュナスが飛び出して、リリンを受け止めつつ尻餅をついて倒れこむ。
「だから言ったでしょう?外さない方がいいと。全く貴方は人の忠告を聞かない無粋な輩ですね。そういうのを馬鹿というんです、馬鹿と」
「ジ・Oってよく見ると死人と被ってるなwwwwwwwww」
「勇庵さ〜ん、そんなこと言ってる場合じゃないと思いますよぅ〜・・・('A`) 」
「うはwwwwwwwwwおkkwwwwwwwww」
「二人ともそんな事やってる場合じゃありませんって!何か様子がおかしいですよ!!」
勇庵とメタスを同時に注意したストライクフリーダムの言う通り、リリンを殴った瞬間からサイコの様子がおかしくなっていた。
その目は虚ろで、何も見えていないように見える。
「ふぅん、操ってるのかwwwwww首輪を外せば元に戻るかね?wwwwww」
「ご名答、それは『堕悪輪愚』の力によるものです」
「ちゃんと名前があるんじゃねぇかwwwwwwチョーカーとか言わずに最初から言えwwwwww」
「言ったって貴方がたには分からないでしょう、私達てぃたーんずと同じように異界から来た貴方がたにはね」
「!!」
「うはwwwwwwやっぱねwwwwww」勇庵だけが納得している。
「はぁ?何でわかんのよ?」
「まぁ聞けwwwwwwまずお前とジュナスにゃ分からんだろうが、『堕悪輪愚』なんていう物はFC劇場本編には登場しないwwwwww」食って掛かるリリンに対し、説明を始める。
「だから何だって・・・・、!!」
「やっと合点が言ったなwwwwwwまぁ一どころかいくつもの組織の総帥だから当然かwwwwww」
「え?え?」
「ジュナスたちには分からんかwwwwwwまぁいい、じゃ最後まで教えてやるwwwwww」
「あ、お願いします」
「本編には登場しないものを持っている事は、普通無いwwwwwwしかし奴等は現に持っているwwwwwwそして、奴等はさらに俺らや自分達が異界から来た事を知っているwwwwww俺等は知らないのに、だwwwwwwコレがどういう事か分かるか?wwwwww」
「・・・自分達を連れてきた組織と接触し、手を組んだ・・・か?」
「ご名答wwwwww流石ゼータwwwwww」
「・・・あの、もう私達が動いてもいいですか?」
「あぁ、おkおkwwwwwwよく待ったなwwwwww」
「え、えぇ・・・・・・。では、殺ってしまいなさい!!」
そう言うが早いか、我先にと飛び出していくてぃたーんずのMS達。・・・よっぽど出番を待ってたんだろうなきっと。
「うはwwwwwwおkkwwwwww」
「Σうぉっ!!いきなりかyp!!」
「プラスwwwwww2ch語は使うなwwwwww」
「お前ら五月蝿い!!要はあの『堕悪輪愚』って奴を外せば元に戻るんだな!?」
「あぁwwwwwwさっさと助けてやれwwwwww他の奴等は俺らが引き受けるwwwwwwゼータはジ・Oを・・・」
「・・・逃げるなよ、当たらないだろう?」
「わざわざ死にに行く馬鹿がどこにいますかッ!!」
「・・・言う必要もなかったかwwwwwwまぁwwwよく考えればそうだよなwwwwww」
「よそ見してる暇はあんのかよォ!」そう言いながらハンブラビが海ヘビを伸ばしてくる。が。
「wwwwww遅いwwwwwwトランプ(←5巻『ひさびさ劇場』参照www)ばっかやってるから当然かwwwwww」
「なッ!?」
「あwwwwwwあと言っとくwwwwww」
「な・・・何だ!」
「俺はお前が大ッ嫌いなんだ、エイ野郎wwwwwwガンダムVSZガンダムの中でも弟がジ・Oの次によく使う機体だからなwwwwww」
「俺には関係Neeeeeeeeeeeee!!あとエイって言うんじゃNeeeeeeeeeeee!!」
「うはwwwwww俺らをパクった香具師には死をwwwwww」と、鎌を振り下ろす。常人ではない速さで。
「ひっ!?ひぃぃぃぃぃっ!!」―――――と。
ぴたっ。
「・・・とでも言うと思ったかwwwwwwお前らがいなきゃFC劇場は成り立たねぇだろーがよwwwwww」
「・・・」
返事が無い。気絶しているようだ。
「お、気絶かwwwwwwじゃ、一丁上がり、とwwwwww」と手早く縛り上げる。・・・ロープなんてどこから持って来た。
その間にも、1人、また1人とMSが倒れていく。
疲れているとはいえ、数も多く、SEED組までいるのだ。負けるほうが難しい。
そして倒す度に、勇庵がロープで縛っていく。・・・だからそんなにどこから持って来た。
「秘密www」ぉぃ。
「・・・しかし、みんなもよく心得てるなwwwwww1人でも死ぬとマンガが成立しなくなる事をwwwwww」
「それは当たり前ですよ〜、私達が責任とらされるに違いないですから」勇庵の呟きに、いつの間にか縛るのを手伝ってるメタスが答える。
「うはwwwwwwおkkwwwwww」
一方、ジュナスたちVR組。
「・・・気絶させないといけないみたいね」
「デュエルが言うには、『死なすと間違いなくあずまに責任を取らされるから必ず気絶させろ、もし息がなかったら殺す』だそうです」
「殺すって・・・^^;」
「まぁいろいろと聞きだすためにも、気絶させるようにしましょうよ。ツヴァイ、わかった?」
「あぁ!気絶だな!」
「おkおk〜♪」
「ガラヤカ・・・、勇庵ってそんなに面白い?」
「うん!『だぶりゅーだぶりゅーだぶりゅー』っていうのがとくにね〜」
「・・・あぁ、『www』ね」
「あれって、確か『笑』の略じゃなかったですか?」
「・・・何で知ってんの?」
「ネトゲやってますもん」
「・・・あぁ、あの人気ネトゲね。私もやってる」
「やってるんですかwww」
「いや、『www』うつってるわよ!?」
マークU。
「うおぁっ!!」
「殺す・・・、殺す・・・」
「くっ・・・、待ってろよサイコ!必ず元に戻してやるからな!!」
ゼータ。
「・・・・・・」
「無言でライフルを乱射しないでください!私が撃てないじゃないですか!!」
「・・・撃たせないから撃ってるんだ」
で、勇庵やその他大勢に戻る。
「・・・よぉし!wwwwwwコイツで最後・・・っとぉ!!wwwwww」ガブスレイを縛り終えた勇庵が額の汗をぬぐう。
「お疲れ様でしたぁ〜^^」メタスがどこからかタオルを持って来て、全員に配る。
「お、ありがとwwwwwwところで、マークUとゼータは?wwwwww」
「両方ともまだ終わってませんよ。マークUさんは苦戦していたので、プラスさんが助けに行きました」
「おkkwwwwwwゼータは邪魔するとこっちが殺られるかなwwwwww」
「そうですね」
「おぉ〜い!!」その場のみんながすっかり和んでいると、プラスが走ってきた。かなりボロボロだ。
「なんだ、まだ片付いてないのかwwwwww」
「あぁ、しかも本当にヤバいんだよ!!早く来てくれ!!」
数分後、勇庵たちが駆けつけた時、マークUはほとんど気力だけで立っているという状態だった。
「マークU!!」
「お、おまえら・・・来なくていい・・・俺が1人でちゃっちゃっと片付けてやるから・・・」
「そ、そんなこと言ったって・・・」
「メタスwwwwwwここは俺に任せてくれwwwwww」
「え?は、はい・・・」
「マークUwwwwwwさっさと回り込めwwwwww来るぞwwwwww」
「って!話し合いも何もしてないじゃないですかぁ!!」
「いいからいいからwwwwww必勝法を見つけたんだよwwwwww」
「ほ、本当か!?けど後ろからはもう・・・」
「黙れwwwwwwそしてつべこべ言わずに回り込んで取れwwwwww」
「わ・・・分かったよ」
今まで後ろなら何回もとろうとした勇庵が何を見つけたのか分からないが今回もそうだろう、けどこのままじゃどうせ死ぬんだから可能性のあるものなら何にで も頼ろう―――そういう思考が一瞬でマークUの中を駆け抜けた。そして後ろに回りこむ。サイコは当然振り向いてこちらを睨みつけるはずだ。が―――。
『―――振り向かない!?』
マークUは当然勇庵がサイコを挑発してタゲをとっているのかと思った。だがサイコは勇庵のほうを向いていない。
『勝手に乱入してるのかと思ったが・・・、そうじゃないならおkだ、何だか知らねぇが今しかない!!』
その瞬間は一瞬だったが、マークUには永遠にも思えた。
回り込んで、飛び上がる。そしてサイコに取り付くと、堕悪輪愚を掴んで上に持っていってサイコの首から抜く。その一連の動作は、勇庵がやっと動きをつかめるほどだった。
後にマークUが言うには、
「いやなぁに、0.1秒でも早くサイコを助けたかっただけさw」だそうだ。
それはともかく、抜いた直後に戻る。
「はぁ、はぁ・・・やっ・・・た・・・(ぽとっ」
「うはwwwwww効果音がヤヴァイwwwwww」
「そんな事に感心してる場合じゃありませんって!!早く助けに行かないと―――」
「無理wwwwwwサポシwwwwww」
「いや、そういうの関係ないですから!!」
「まぁ見ろメタスwwwwwwもう既に救護班が駆けつけてるwwwwww今素人の俺らがいっても邪魔になるだけだwwwwww」
「あ、そうですよね・・・」
「いや、しかし本当に成功するとはなwwwwww助かったぜwwwwww」
「あ、そういえば、さっきの紙人形何ですか?動いてましたけど」
「あぁ、コレ?wwwwww紙兵って言ってなwwwwww忍者が使う事が出来る道具だwwwwww俺はこいつを動かして挑発させ、サイコのタゲを取ったんだwwwwwwマークUからは丁度サイコに遮られて死角になってたから見えなかった、という訳さwwwwww」
「へぇ〜・・・、あれ?でもさっきサポシって言いませんでした?それにそのAFはどう見ても暗黒騎士でしょ?」
「あぁ、ノリだノリwwwwww無理な時は『無理wwwwwwサポシwwwwww』で通すのが、LSBooooooooooomerangの礼儀みたいなもんだからなwwwwww」
「あぁ、内藤鯖では常識でしたね・・・」
「そういうこと・・・あwwwwww」
「どーしましたぁ?」
「・・・ゼータは?wwwwww」
「・・・あ」
その頃。
「変形はないでしょう!!こちらは変形できないんですよ!!」
「・・・卑怯な奇襲をしてきた奴には言われたくないな・・・こっちにはメガランチャーみたいな強力な武器がないことを知ってたくせに・・・」
「わかりましたッ!!そのことは謝りますッ!!だから早く変形を解きなさいッ!!」
「・・・むかつくからいやだ・・・」
「くッ・・・、こうなったら!!」
「・・・?」
と、ジ・Oが突如逃げるのを止め、ゼータの方を向くと。
「ていっ!!」何かを足下に投げた。それは―――
「・・・煙幕・・・」煙幕弾だった。
「・・・逃げたか・・・」
ゼータはしばらく呆然とそこに立っていたが、数分後、
「・・・戻るか・・・」と、ガモフのある方向へ歩き出した。
――――そして、ゼータが戻ったガモフ。
「・・・・・・は?」
「・・・・・・マジ?wwwwww」
尋問に当たっていたマークU(こちらは尋問というよりサイコが目的)と勇庵は、驚くべき事を聞かされていた。
「マジもマジ、大マジよ」
「で、その後、お前等と戦った、と」
サイコだけでなく、てぃたーんず全員が堕悪輪愚により、操られていたと言うのである。
本人達によると――――――


「・・・・え?」
気が付いたのは、何処か暗い洞窟のなかだった。
「えーと・・・あぁそうだ、確かババヌキをしてたら、誰かに後ろから殴られて・・・」
「・・・おい、大丈夫かガブスレイ?」
「・・・あぁ、ハンブラビか。何とか・・・な」
・・・って事は、ハンブラビも俺と同じように殴られて運ばれたんだな、と思っていると・・・。
「・・・ねぇ、洞窟の奥の方から何か聞こえない?」
パラス・アテネだ。どうやらハンブラビと一緒にここを調べていたらしい。
「あぁ、今そっち行く。丁度ガブスレイを見つけたところだからな」
「・・・なぁ、今何が起こってんだ?」
「知るか。俺に聞くな。」
数分後、ガブスレイと同じようにバイアランに叩き起こされたガン一郎・ガン次郎・ハイザック・バイアランを加えた一同は、パラス・アテネが発見した鍵のかかった扉の前で聞き耳を立てていた。
「・・・成る程。それであなた方に協力すれば、フルカラー劇場の世界は私に征服させてくれる、と?」
「えぇ。どうせ次元を超えれば世界なんて数限りなくあるわけだし・・・例えば、私達が今いるデジタルワールドとか、剣と魔法の世界である幻想界、そして私が住んでいる物質界とか・・・ね。  とにかく、あなたが私の仕事――――様々な世界への侵略――――を少し手伝ってくれれば、あなたの世界は思いのままにさせてあげるのよ。もちろん・・・そこを完全に支配してから・・・ね?  どう?あなたの世界への攻撃も手伝うんだし、悪い話ではないでしょう?」
「・・・良いでしょう。それで・・・その『堕悪輪愚』とやらを私の部下の穀潰しどもにつければいいのですか?」
「穀潰しってorz」「シッ!後でたっぷりお返しをやりましょう!」
「・・・えぇ、そうよ?それにしても『穀潰し』ねぇ・・・、本人達に聞かせられる言葉じゃないわねぇ?」
「いえ、どうせトランプばっかりやってますし。それでいてちゃっかり給料は貰うんですから。それに―――」そこで言葉を切ると、穀潰したちが聞き耳を立てているドアの方に近づいていく。
「げっ!こっちに近づいてくる!」「い・・・いや多分大丈夫、歩き回ってるだけ―――」その瞬間、ドアが静かに開いた。
「こういう事ばっかりやってますから。言われて当然でしょう?」
「・・・まぁ、当然でしょうねぇ・・・」
「さて、皆さん」ジ・Oは静かにそう言うと、自分の組織の総帥の意外な強さを目の当たりにして動けないガブスレイ達に、怪しげなリングを取り出した。
「これがさっき沙夜と話していた『堕悪輪愚』という物です。何でもつけている相手を意のままに操るとか・・・」
「ちょ、ちょっとタンマ!!それじゃ、それってかなりヤバイ者じゃないすか!!」
「いえ、これは自我の残るタイプなので心配はいりませんよ。それとも、意識もなくなって、死ぬまで狂戦士(バーサーカー)として戦い続けられるようなリングが欲しいのですか?」
「いや、それも却下」
「ではどちらかにしなさい。私にも限度というものはありますよ?先程私の実力は見たはずでしょう?選ばないのならこちらで選ばせて貰いますよ?」


「・・・で、仕方なく自我の残る方の堕悪輪愚を選んだわけか」
「まぁ、当然の選択だわなwwwwwwで、サイコは何で自我が無かったんだ?wwwwww」
「アイツは最後まで抵抗したんだ、マーク2と戦うかも知れないから絶対にはめない、ってな」
「成る程wwwwwwところでwwwwww確かにジ・Oは『沙夜』と言ったんだな?wwwwww」
「あ・・・あぁ、銀髪で狐みたいな耳だった」
「・・・間違い無いなwwwwwwナムコクロスカプコンだwwwwww」
「って事は・・・俺ら以外にもここに飛ばされた奴らがいるのか?」
「ナムカプにはこんなトコ無いしなwwwwww多分他にも色々いるだろうなwwwwww内藤達とかwwwwww」
「そう言えば、お前一人だったよな?」
「あぁ、なんか知らんが俺だけだったwwwwww他のLSメンをサーチしたんだが、何故か出来なくなってるんだwwwwww」
と、その時。
「よっ・・・とぉ!」
「縄抜け大成功〜w」
「うはwwwwwwおkkwwwwww」
「Σげっ!!お前等縄抜けできんのかよ!!」
「いやぁ〜、自然に出来るようになってんだわ、この堕悪輪愚のおかげでw」
「あ〜、自我があるまま操れるってそういう事かwwwwww先にソレ外しときゃ良かったなwwwwww」
「いや、そんな関心とかしてる場合じゃねぇし!!」
「悪いな、俺らは一旦引かせてもらうぜ」
「!暴れないのか?」
「いや、ココ強者(つわもの)揃いだし、んな事したら生きて帰れねぇから」
「あぁ、妥当な判断だなwwwwwwで、方法は?まさか窓から飛び降りたり・・・とか?wwwwww」
「いや、コレだよ」そう言うと、てぃたーんずのMS達は一斉に紙の札のような物を取り出した。
「!!wwwwww呪符デジョンだとwwwwww」
「って言うらしいな、一瞬で指定した場所に帰れるアイテム、としか聞いてないけど」
「では、さらば〜w」そう言うと、一斉に呪符デジョンを使用した。
「あ・・・待てッ!!」
「いや、無駄だマークUwwwwwwサイコが助かったのと情報が貰えただけ特と考えろやwwwwww」
だが――――勇庵もまた、腑に落ちない、悔しそうな表情で窓の外を眺めていた。











酢捨痕餓鬼!!

リ:さぁ!今回もやってまいりました、作者の私生活のある事無い事言いふらすこの企画
ジュ:ち、ちょっと待ってくださいよ!いつからこのコーナーそんな物に
ガラ:きにしたらまけだよ♪
メタス(以下メ):そ・・・そうなんですか・・・?
リ:そうそう♪むしろ気にすると負けどころか人生すらもリタイアって事になるんだけどね?
マークU(以下U):(・・・怖ぇ・・・)
ゼータ(以下Z):・・・分かった・・・
勇庵(以下勇):うはwwwwwwおkkwwwwww
リ:よろしい、分かったなら・・・ってアレ何?カンペよね?
ジュ:本当だ、えーと・・・「トリビアはネタが尽きたため今回で中止」
リ:はぁ!?マジで!?
ジュ:・・・まぁ、ゲストが2人以上出てる時点で今回から壊れだしてるんですけどねぇ・・・
ガラ:じゃあ、そのぶんさいごのとりびあ、たのしんでいこっか〜☆
リ:あ、コラ!進行は私が・・・
ガラ:じゃあまずはこれ〜☆

当初は勇庵登場は予定に無かった


リ:・・・マジ?
勇:俺が説明しようwwwwww
  作者が書き始めた当時はまだ2chの内藤スレを知らなかったから、別のオリジナルキャラ(今回は説明は割愛)が出る予定だったんだwwwwww
  だがこの2/1の制作が滞っている間に、「内藤裁判」という物を作者が見つけちまってなwwwwwwそこから内藤スレ関連にハマりだしたんだwwwwww
  今回の制作が大きく遅れた原因のひとつでもあるwwwwww
リ:・・・ハイ、今のもツケとくわね。小説を書かず、そんなフラッシュゲームに精を出してた・・・と
ジュ:?
リ:いや、作者には色々されてるわけだし。後できっちりツケは払ってもらわないといけないでしょう?
  それで忘れたら困るから、こうしてメモってるわけ・・・あ、話し続けて良いわよ勇庵
勇:・・・おkkwwwwwwじゃあ戻すぞwwwwww
  そして過去ログを呼んでいるうちに、作者は自分もSSを作りたくなってきたwwwwww
  しかもwwwwww作者は極度の出たがりだwwwwww
  そういうのを作るとき、必ず自分をモデルにしたオリキャラを作らなくては気がすまないという業があるwwwwww
リ:・・・ジュナスもその過程で生まれたのよね、名前はGジェ○NEOのオリジナルからだけど
U:・・・なんて外道だよ・・・
Z:・・・で、作者が作ったオリキャラが・・・
勇:そう、俺だよwwwwww
  ちなみに俺がこの小説に出てくるまでのプロセスを教えとくwwwwww

  この『時空〜』を思い出す→その頃にはもう出る予定だったオリキャラの事を忘れている→「そうだ、勇庵出そう」
  
  って感じだwwwwww
ジュ:へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、h(ry
ツ:へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へ(ry
ガラ:へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へ(ry メ:へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、h(ry
U:へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へ(ry
Z:へぇ、h(ry
勇庵:うはwwwwww略したwwwwww
リ:いや、多いし
勇庵:で、集計は?wwwwww
リ:・・・惜しいわね、78へぇ!
勇庵:うはwwwwwwおkkwwwwww
リ:もう少しで80行ったんだけどねぇ・・・
ジュ:いやいやいやいやおかしいですって!!少なすぎますよ!!
リ:何か言った?
ジュ:・・・
ジュナスはサイレスがかかったように黙り込んだ。
勇庵:何も言ってないそうだwwwwww
リ:・・・よろしい。では次!!


勇庵はこれが初出



ジュ:へぇ
ツ:へぇ、へぇ、へぇ、へぇ、へぇ
ガラ:へぇ、へぇ、へぇ、へぇ
メ:へぇ、へぇ、へぇ
U:へぇ、へぇ、へぇ、へぇ
Z:へぇ、へぇ
勇庵:・・・作者も思い切った事するよなwwwwww
リ:・・・今すぐ殺しに行きたいけど、残念ながら2/2はもう完成してるのよね〜・・・
勇庵:3/1からは/1の方でも作者が出て来るそうだから、その時にすれば?wwwwww
リ:えぇ、もちろん。で結果は・・・
・・・おぉ!満へぇですッ!!
ジュ:えぇぇえぇぇぇ!!やっぱりおかしいですってコレ!!
リ:では、1つ目のトリビアの方には1/78スケールジ・O、2つ目の方には100tの暗黒騎士用両手鎌を差し上げときますッ!!
勇庵:無視かwwwwwwまぁ、予想は出来てたなwwwwww
リ:では、次回2/2「鋼の錬金術師と蘇りし破異武立闘」で会いましょう!さよなら〜^^)ノシ」





ごめんなさい!特殊な喋りの勇庵をあなどっていました!
結構な頭のきれる方で見直しました。
これから、みんなのまとめ役に期待しています。

堕悪輪愚をうまく利用したドラマティックな展開に感激です!
お笑いをこなしつつ悪事を働くてぃたーんずに燃え
悪役同士の会話シーンがなにより好きな私にとって今回も楽しいお話でした。