・グレイトバトルスペシャル 〜10〜 バトルコマンダー前編 「絶望と希望」
地下に潜ったマジンガー軍はスペイザーのところに向かっていた。
しかし、意外な敵リバース軍が現れた。
ダンテ「なっ!なんだーっ!こいつらはっ!?
おっ俺たちと同じ種族じゃないのかっ!?」
エミィ「ま、まさかっ!!リバースがこんなところに!!!
私たちを妨害する気だわっ!」
マジンガー軍団はリバースと鉢合わせ戦闘状態になった。
F91軍とエルガイムmk-II軍、さらにメイスケンプファー軍は必死な反撃をしていた。
しかし、スカルジオングの圧倒的武力の前に手も足もでなかった。
メイスケンプファー(くそ!俺が、俺がチーフガンダムを殺したようなもんだ!)
メイスケンプファーは自責の念に駆られるとともにもはやこれまでと思い覚悟した。
メイスケンプファー「F91 死ぬなよっ!うおおおおっ!」
メイスケンプファーはバズーカを連射しながらスカルジオング軍に特攻していった!
スカルジオング「愚かな奴だ!そのくらいではびくともせんわっ!次は貴様らの番だなっ!
ワハハハッ!」
F91「ちっ!もはやこれまでかっ!」
メイスケンプファー「このやろうううううううううううううううう!!」
爆撃の中、駆け抜ける青い勇士はその名の通り闘牛士の姿であった。
しかし、八方からメイスケンプファーに目がけてミサイルが飛んでくる。
着弾する刹那、メイスケンプファーの口元が微かに笑ったかのように見えた。
F91「メイスケンプファーーーーーーーー!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴ
その瞬間、ミケネー砦が大きく揺れる。
スカルジオング「なっなんだっ!!?」
F91「うわーっ!!」
ミケネー砦が文字通り割れてしまった。地面に大きく穴があく。
マジンガー軍がスペイザー作動に成功したのだ!
スカルジオング以外の部隊はその中に落ちていった。
F91「おーい みんな無事か?」
エルガイムmk-II「ああ なんとかなっ!」
エミィ「私たちも無事です。どうやら今は私たちだけみたいですね。」
エミィは周りを見回した。
エミィ「みんなー!無事!?・・・・じゃないみたいね」
F91は歯を噛みしめる思いで下を向いていた。
エミィ「とにかく早くここから出ましょう」
それぞれの激戦をくぐり抜け死闘を繰り返してきた3種族の若き指揮官達は初めてそれそれの顔を合わせ、
そして、エミィから事の起こりを聞かされるのだった。
エミィ「大昔 私たち影の民は部族内部で反乱がありました。この中央大陸を そしてあわよくば
ゼロ時空すべてを支配しようと反乱を起こしたのは
ダーグブルをボスとする クリスタルドラグーン、スカルナイト、デブデダビデ、ロアの
四天王と呼ばれる将軍達でした。
ダーグブルはその魔力で私たちの力を奪い、そして中央大陸の裏に城を構え君臨しようとしたのです。
影の民の人々は最後の力を振り絞り彼らを封じ込めました。
しかし、再び彼らは復活したのです。
彼らは3種族の住む地方の裏に潜み、文字通り種族を裏から支配できる体制を取っていました。
そして、ついにダグブールはその兄弟な魔力で壁を消滅させました。
彼の思惑どおり3種族は戦争に突入するはずでした。
しかし、日出族の族長チーフエルガイムが私の説明に耳を傾けてくれて戦争を回避しようとしました。
ところが彼はダグブールの手下に人知れず殺されてリバースのエルガイムを入れ替わっていたのです。
そして、ついに戦争へ突入しほとんど決着のついた今彼らはこの表世界を征服するためについに動き出しました。
私たちは今、力を合わせて戦わなければなりません。
死んでいった多くの仲間たちのためにも!さあ、みんなで力を合わせて戦いましょう!!」
マジンガー「不思議だ・・・遙か大昔にその言葉を聞いたことがあるような気がする・・・」
F91「だいたい俺たちは壁が消えるまでそれなりに平和に暮らしていたんだ。
壁が消えて3種族が一緒になっても俺たちの世界は何も変わっちゃいない。
せっかくお互いの存在がわかったのだから仲良く共存するべきだ。
みんなお互いに戦ってきた者同士ならわかるはずだ!今までの戦争の無意味さが!
今こそ我々が同盟を結んで本当の平和のために戦う時じゃないか!」
エルガイムmk-II「よしっ!わかった。ともに戦おうではないか!!」
エミィ「それは同盟は成立ね。つらい戦いになるかもしれないけどがんばりましょう」
ついに3種族は同盟した。これから新しい時代が始まろうとしている。
しかし、そのためには本当の敵であるダグブールとその配下である四天王を倒さなければならない!!!!
ついにリバースとの全面戦争が始まった!果たしてエミィら同盟軍は勝つことができるのか?
次回 ザ・グレイトバトルスペシャル 〜11〜 バトルコマンダー後編 「活路」