ザ・グレイトバトルスペシャル 〜8〜 バトルコマンダー前編 「想い」

 

 

ファイアードラゴンがチーフマジンガーに迫る!

しかし、その前にエミィがロアに斬りかかった!

エミィ「させない!」

エミィはロアとチーフマジンガーが使った奥義を見よう見まねでロアに斬りかかった。

ロア「っく!」

さすがのロアもこれに反応できず、召喚を中断してエミィをなぎ払った。

エミィ「きゃあ!」

ファイアードラゴンは消えた。

ロア「ふ、まあいい。もはや魔神族の首都は全滅だろう、おまえの命もここまでだ」

チーフマジンガー「くそ!」

ロア「残り少ない命で精一杯死と抗うがいい!ははははは!」

チーフマジンガーがうずくまり、ロアが姿を消した。

エミィ「ひどい!ひどすぎる!チーフマジンガー今傷を治します!」

エミィは泣きながら救急パックを取り出した。

チーフマジンガー「お嬢ちゃん、間に合わん。もはや私の命はないに等しい・・・」

エミィ「そんな・・・」

チーフマジンガー「いいかお嬢ちゃん・・・聞いておくれ・・・」

エミィが神妙な面持ちでチーフマジンガーを見つめた。

チーフマジンガー「おそらくこのまま行けば3種族が激突するだろう・・・
          しかし、ミケネー砦で激突すればチャンスはある・・・
          あそこにはスペイザーという超兵器が眠っている・・・」

エミィ「それで!?」

チーフマジンガー「おそらくここぞとばかりにリバース軍が3種族を攻撃するだろ・・・
          そのときスペイザーを作動させよ・・・きっと、うまくいく・・・」

エミィ「わかりました!ですが、私はあなたを助けます!きっと助けてみせます!」

チーフマジンガー「だめだ!おまえをエルガイムmk-IIのところに返す!行け!アービー!」

エミィ「だめ!チーフマジ・・・・」

エミィはワープ魔法をかけられて姿が消えた。

チーフマジンガー「・・・・これでいいんだな・・・ロアよ、ずいぶん不器用になったもんだな・・・」

 

 

エルガイムmk-II軍はなんとかリバース軍を退けて魔神族の救出にあたっていた。

そこにワープさせられたエミィが現れた。

エミィ「大変!チーフマジンガーが!」

通信機から声が流れてきた。

チーフマジンガー「どうやらあとは私だけのようだな・・・」

エルガイムmk-II「チーフマジンガー!あんたまだ残っていたのか!早くっ!こっちに来るんだっ!」

チーフマジンガー「私のことはいい・・・とにかく3種族の若者が今揃う時が来たのだ!
          これからは君たちの時代だ!みんなで協力してリバースを倒すんだ!
          そして、新しい時代を開けっ!」

エミィが涙をふいて言った。

エミィ「悔しいけどこれ以上ここにいても勝ち目はないわ・・・とりあえず引き上げましょう・・・」

エルガイムmk-II「・・・そうだな 体制を立て直して反撃しよう!!」

そして、エミィは倒れた。

しかし、エルガイムmk-IIはこの事件が機動族の手によって行われたといまだ勘違いをしていた。

エルガイムmk-IIらはヤヌス公爵の軍と合流し、ついにF91軍殲滅作戦が行われようとしていた。

また、F91らはメイスケンプファー軍と交戦し、チーフガンダムへの弔いに躍起になっていた。

 

 

メイスケンプファーはリバースのF91がチーフガンダムを殺したとはつゆ知らず、

本物のF91と戦っていたのである。

エミィが早く起きなければ3種族は全滅してしまう!果たして間に合うか!

次回 ザ・グレイトバトルスペシャル 〜9〜 バトルコマンダー前編 「怒り」