ザ・グレイトバトルスペシャル 〜9〜 バトルコマンダー前編 「怒り」

 

 

 

エミィ(・・・)

エミィは深い眠りから覚めずにいた。

ロア「くくく、そんなことでは3種族が全滅するのも時間の問題だぞ・・・」

エミィは思わず夢から覚めた。

しかし、周りには誰もいない。あるのは戦闘作戦に使われると思われる地図があった。

どうやら近くにマジンガー軍がいて、それ以外の部隊は全員機動族と戦っているらしい。

また、なぜかスペイザーの説明書が置いてあった。偶然にしては出来すぎであるが、

エミィに考察できる時間などなく、よろつきながらも部屋を飛び出た。

 

一方、F91軍はメイスケンプファー、ヤヌス公爵軍、エルガイムmk-II軍から攻撃を受けていたの。

F91「くそ!このままでは・・・」

そんなときスカルジオングの援軍がきた。

一同「助かったぞ!これで・・・!!!ぎゃああああああ!!!」

爆発が至るところで起きた。

 

なんとスカルジオング軍からミサイルが飛んできた。

F91「撃つなーっ!味方だぞっ!」

スカルジオング「わはははは F91よ
         君はすでに日出族との決戦で劇的に死を遂げた機動族の英雄となっているのだよ。
         おかげで通信が回復したときには君たちの生存を隠すのが大変だったがね。

        その英雄が今更のこのこ生きて帰ってこられては私の族長の座が危うくなるのでね!
         私は長い間このときを待っていた。
         それを成り上がりの軍人に取られるのは我慢できんのだよ!

        本当はここで超兵器コロニーレーザーを使いたかったのだが、
         肝心のコントロール装置が発見できんのでね。
         君たちを苦しめず一瞬で消せないのは残念だよ!

        悪いがメイスケンプファーとともに死んでもらうよ・・・」

メイスケンプファー「貴様っ!俺を最初から利用するつもりだったんだなっ!」

スカルジオング「フッフッフッ。君には感謝しているよ。」

メイスケンプファー「くっ!俺はとんだ大馬鹿もんだな」

ミサイルが日出族やヤヌス公爵軍にも襲いかかる。

エルガイムmk-II「自分のためなら仲間も犠牲にするというのか!
         あんなやつがいるから戦争がなくならんのだ
         F91よ 私はどうやらこの戦争で心が狭くなっていたようだ!
         戦争をしてる奴より起こす奴を憎むべきだと思ったよ。
         少し遅すぎたようだがな!」

ヤヌス公爵「何をごちゃごちゃ言ってるんだ!あたしはこんなところで犬死にする気はないんだ!
       さっさと逃げるんだよーっ!」

ヤヌス公爵は逃げだした。

エミィは遠くからその様相を見るや否やすぐそこのカルケディスの森で戦闘していたマジンガー軍団の所に向かった。

マジンガー軍はすぐ近くで機動族スカルジオング別動部隊を退けたところであった。

そこにエミィが息を荒げて現れた。

エミィ「私です 約束どおり会いに来ました。けれど大変なことになりました!
     ヤヌス公爵は日出族のエルガイムmk-IIと手を組んでミケネー砦で
     機動族のF91と対決していました。

    ところがそこに同じ機動族のスカルジオングが現れみんなを攻撃し始めたんです!
     彼は機動族の族長になったばかりか3種族の支配者になろうとしているのです!
     ヤヌス公爵はさっさと逃げ出してしまいましたが、
     エルガイムmk-IIとF91は今攻撃を受けているのです!
     早く彼らを助け出さなければ殺されてしまいます!」

マジンガー「なんだってっ!だったら急いで戻らなければ!しかし、どうやって助け出せばいいんだ?」

エミィ「私にいい考えがあるわ!ついてきてください!」

エミィはマジンガー軍を地下にある巨大なダンジョンに導いた。

そこはミケネー砦の真下にある。そこでこのダンジョンは爆破させ、F91らを落とし救出する作戦にでたのである。

 

エミィ「聞いてください!このダンジョンの奥には太古の超兵器スペイザーが眠っています。
     それを作動させてこのダンジョンを崩し落とさなければなりません!
     いったん作動させると10分後には確実に爆発します。
     作動させたら全員すぐに基地に戻ってください!」

マジンガー「急がないとF91達は死んでしまうぞ」

 

果たしてF91、エルガイムmk-II救出作戦は間に合うか!

次回 ザ・グレイトバトルスペシャル 〜10〜 バトルコマンダー前編 「絶望と希望」